diff options
Diffstat (limited to 'docs/ja')
-rw-r--r-- | docs/ja/one_shot_keys.md | 107 |
1 files changed, 107 insertions, 0 deletions
diff --git a/docs/ja/one_shot_keys.md b/docs/ja/one_shot_keys.md new file mode 100644 index 0000000000..61cf31beff --- /dev/null +++ b/docs/ja/one_shot_keys.md @@ -0,0 +1,107 @@ +# ワンショットキー + +<!--- + original document: 0.9.34:docs/one_shot_keys.md + git diff 0.9.34 HEAD -- docs/one_shot_keys.md | cat +--> + +ワンショットキーは次のキーが押されるまでアクティブのままになり、そのあと放されるキーです。これにより一度に1つ以上のキーを押すことなく、キーボードの組み合わせを入力することができます。これらのキーは通常「スティッキーキー」あるいは「デッドキー」と呼ばれます。 + +例えば、キーを `OSM(MOD_LSFT)` と定義する場合、最初にシフトを押して放し、続いて A を押して放すことで、大文字の A キャラクタを入力することができます。コンピュータには、シフトが押された瞬間にシフトが押し続けられ、A が放された後ですぐにシフトキーが放されるように見えます。 + +ワンショットキーは通常のモディファイアのようにも動作します。ワンショットキーを押しながら他のキーを入力すると、キーを放した直後にワンショットキーが解除されます。 + +さらに、短時間でキーを5回押すと、そのキーをロックします。これはワンショットモディファイアとワンショットレイヤーに適用され、`ONESHOT_TAP_TOGGLE` 定義によって制御されます。 + +`config.h` でこれらを定義することでワンショットキーの挙動を制御することができます: + +```c +#define ONESHOT_TAP_TOGGLE 5 /* この回数をタップすると、もう一度タップするまでキーが押されたままになります。*/ +#define ONESHOT_TIMEOUT 5000 /* ワンショットキーが解除されるまでの時間 (ms) */ +``` + +* `OSM(mod)` - *mod*を一時的に押し続けます。[モッドタップ](ja/mod_tap.md)で示したように、`KC_*` コードでは無く、`MOD_*` キーコードを使わなければなりません。 +* `OSL(layer)` - 一時的に*レイヤー*に切り替えます。 + +ワンショットキーをマクロあるいはタップダンスルーチンの一部として有効にしたい場合があります。 + +ワンショットレイヤーについては、キーを押した時に `set_oneshot_layer(LAYER, ONESHOT_START)` を呼び出し、キーを放した時に `clear_oneshot_layer_state(ONESHOT_OTHER_KEY_PRESSED)` を呼び出す必要があります。ワンショットをキャンセルする場合は、`reset_oneshot_layer()` を呼び出してください。 + +ワンショットモッドについては、設定するためには `set_oneshot_mods(MOD)` を呼び出し、キャンセルするためには `clear_oneshot_mods()` を呼び出す必要があります。 + +!> リモートデスクトップ接続で OSM 変換に問題がある場合は、設定を開いて「ローカル リソース」タブに移動し、キーボードセクションでドロップダウンを「このコンピューター」に変更することで修正することができます。これにより問題が修正され、OSM がリモートデスクトップ上で適切に動作するようになります。 + +## コールバック + +ワンショットキーを押す時にカスタムロジックを実行したい場合、実装を選択できる幾つかのコールバックがあります。例えば、LED を点滅させたり、音を鳴らしたりして、ワンショットキーの変化を示すことができます。 + +`OSM(mod)` のためのコールバックがあります。ワンショット修飾キーの状態が変更されるたびに呼び出されます: オンに切り替わる時だけでなく、オフに切り替わる時にも呼び出されます。以下のように使うことができます: + +```c +void oneshot_mods_changed_user(uint8_t mods) { + if (mods & MOD_MASK_SHIFT) { + println("Oneshot mods SHIFT"); + } + if (mods & MOD_MASK_CTRL) { + println("Oneshot mods CTRL"); + } + if (mods & MOD_MASK_ALT) { + println("Oneshot mods ALT"); + } + if (mods & MOD_MASK_GUI) { + println("Oneshot mods GUI"); + } + if (!mods) { + println("Oneshot mods off"); + } +} +``` + +`mods` 引数は変更後のアクティブな mod が含まれるため、現在の状態が反映されます。 + +(`config.h` に `#define ONESHOT_TAP_TOGGLE 2` を追加して) ワンショットタップトグルを使う場合、指定された回数だけ修飾キーを押してロックすることができます。そのためのコールバックもあります: + +```c +void oneshot_locked_mods_changed_user(uint8_t mods) { + if (mods & MOD_MASK_SHIFT) { + println("Oneshot locked mods SHIFT"); + } + if (mods & MOD_MASK_CTRL) { + println("Oneshot locked mods CTRL"); + } + if (mods & MOD_MASK_ALT) { + println("Oneshot locked mods ALT"); + } + if (mods & MOD_MASK_GUI) { + println("Oneshot locked mods GUI"); + } + if (!mods) { + println("Oneshot locked mods off"); + } +} +``` + +最後に、`OSL(layer)` ワンショットキーのためのコールバックもあります: + +```c +void oneshot_layer_changed_user(uint8_t layer) { + if (layer == 1) { + println("Oneshot layer 1 on"); + } + if (!layer) { + println("Oneshot layer off"); + } +} +``` + +いずれかのワンショットレイヤーがオフの場合、`layer` は 0 になります。ワンショットレイヤーの変更では無く、レイヤーの変更で何かを実行したい場合は、`layer_state_set_user` は使用するのに良いコールバックです。 + +独自のキーボードを作成している場合、`_kb` と同等の機能もあります: + +```c +void oneshot_locked_mods_changed_kb(uint8_t mods); +void oneshot_mods_changed_kb(uint8_t mods); +void oneshot_layer_changed_kb(uint8_t layer); +``` + +他のコールバックと同様に、更にカスタマイズを可能にするために `_user` バージョンを呼ぶようにしてください。 |